いつもと違う朝。
いつもは朝起きて、顔を洗ったりパソコンを見たりしていると、階段から「トコ、トコ、トコ」と音を立てリズが起きて来ます。しばらくすると「ヒー、ヒー」鳴き、私の背中を前足で叩き散歩の催促をする。そうなると私は2階に行き散歩の準備をする。
ズボンをはいたり、ジャンバーを羽織ったりしているうちに、サラがもぐっていた布団の中から出てくる。いつもはこうです。
しかし、今日は何の音も聞こえない。シーンと静まり返っている。
昨日は、昼頃に会社を抜け出して、リズとサラを病院に連れて行きました。別れが辛いかなと思ったら、「リズちゃんとサラちゃんを預かります。」と言われ、さっと抱えて持っていかれたので、別れを惜しむ間もありませんでした。その方が良かったかな。
その後会社に戻り、仕事が終わったのが6時頃。
家に帰り、すぐ動物病院に電話を入れ、リズとサラの状況を確認すると、「丁度今、リズちゃんが終わりました。今、サラちゃんに麻酔をしているところです。後1時間したら終わると思います。」との事だった。
7時過ぎにリズママと一緒に病院へ行くと、院長先生がまず摘出したものを見せてくれた。どんぶりみたいな入れ物にリズの子宮と卵巣が入っていた。
「リズちゃんのほうはちょっと悪くなっていたねぇ。子宮に膿が溜まっている。子宮蓄膿症だ。」
ピンセットで摘むと、子宮の表面が破れて膿が出てきた。
ショックだった。
けれども、このまま知らずにいたらどうなっていた事か。
自覚症状が何もなかったから、まったく気付かなかった。
一方、サラの物も見せてもらったが、そっちは綺麗だった。
その後、入院室に案内され、二人で入って行くと、そこには変わり果てたリズとサラがいた。
リズは目を半開きにしていて視点が定まらず、口をあけてボーとして座っている。
手術が終わったばかりのサラは、横になって痙攣している。
まずリズに話しかけてみると、かすかに反応する。
手を差し伸べると起き上がって来て、しっぽを振った。それを見ると涙が出て来た。
サラに話しかけてみると、サラは赤ちゃんのような鳴き声で反応した。
こんな状態でも、ちゃんと二人はリズパパ、リズママの事が分かっている。
うれしい反面、いつもと違う姿を見ると悲しくもなってくる。
今日は面会に行った方がいいのか、それとも会った後、別れるとなると寂しくなるから会わないほうがいいのかリズママと思案中である。
↓写真は避妊手術のついでに抜いた、サラの乳歯
